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◆外国為替証拠金取引(FX取引) |
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FX(外国為替証拠金取引)とは、一定の証拠金を預けて、その何倍もの外国為替取引(円と米ドルや円とユーロなどの交換取引)を行うことを内容とする取引です。基本的には、1日単位で決済される外国為替直物取引がベースとなっていますが、日々取引を翌日に持ち越すロールオーバーなどという手法をとることにより継続取引を行い、最終的に取引開始日と取引終了日における為替相場の変動による損益を差金決済するという取引内容です。 証拠金の何倍もの額面の外国為替取引を行う内容となっているため、極めてハイリスクの取引です。 |
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過去には、法律による規制が全くされていない状態で、このようなハイリスクの商品が電話勧誘などにより乱売された結果、平成13年頃をピークとして札幌でも多数・多額の被害が生じました。 実際の事例では、業者が投資・投機取引経験の全くない高齢者などに電話勧誘や訪問勧誘を行い、詳しい商品内容の説明をせずに米ドルを買うと高利率のスワップ金利が付く有利な金融商品であるというような説明を行って取引を開始させたうえで、損失が発生するまで取引を終了させずに継続させておいて、その後は顧客に損失しか発生しないような取引状態にさせて証拠金をすべて失わせるという被害が多数出ました。顧客と業者との間で行う取引であり、顧客の損失がそのまま業者の利益となる商品構造となっていることから、業者が顧客から証拠金を搾り取るようなことが行われていたのです。 同種の被害が全国的にも多数発生したことから、当研究会をはじめとして全国各地で被害対策弁護団が結成され、業者の損害賠償責任を認める判決が多数出されました。 その後、法律による規制が進み、現在では、無許可での営業が禁止されています。また、証拠金と取引金額の比率が著しく高倍率となる危険性の高い取引が規制されたほか、取引勧誘を希望しない人に対する電話勧誘や訪問勧誘が禁止されており、被害は沈静化しています。 |
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現在は法規制が進み被害が沈静化していますが、もし、規制に反して電話勧誘や訪問勧誘を受けて取引を開始させられたというようなことがあれば、業者に損害賠償を請求できる場合もありますので、ご相談ください。 |
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